NO.0113 2012.08.01発行

《 ワークショップから・・・ 》

ミニ氷河期の話は何処へ行ったのでしょう?

毎日猛暑日の連続です。

マア、夏は暑いのが当たり前なので仕方がありません。辛い暑さを耐え続けてゆくと自然に涼しい季節へと移行してゆきます。

だから、先人の語り継いで来た通り 最も辛い状況を経験したときこそ次へとつながる良い兆候だととらえて、むしろ暑さを楽しもうと思っています。

ロンドンではオリンピックが開催され、メダルを獲得できた選手 出来なかった選手この人達にとっては、文字通り天国と地獄の差があると思います。

誤解を恐れずにここに書いてしまいますが、私はオリンピックがあまり好きではありません。

オリンピックそのものがお金まみれになりすぎている事と国際的に良い関係を築く事が全く期待されない事、むしろその逆にさえ見える事。

そして、なにより一握りの勝者のみ褒め称えられる事によって夢の持ち方を作為的に作り上げている事です。

チームプレイに関して、よく耳にする言葉に「ワン フォ オール、オール フォ ワン」がありますが、チームの為に一人が、一人のためにチーム全体が頑張るという意味にのみ表現されています。

しかしながら、ここには一人のために多人数を犠牲にしても良いのか?

多人数の為には一人を犠牲にしても良いのか?という大変難しい問いかけも含まれています。

少し前に、スピルバーグ監督の映画で「プライベート ライアン」と言う映画がありました。

確かトム・ハンクス主演だったと思いますが、これは戦争の悲惨さをアメリカ国内に少しでも和らげる為に、ある家族の子供達の中でたった一人戦死を免れたライアンを救う為に トム・ハンクス率いる部隊がほとんど全滅すると言う話でした。

ロンドンタクシーのドライバーのデモはほんの一部に過ぎないのでしょう。

これが社会なんだと言われれば、その通りなのでしょうがだからこそあまり浮かれる気にもなれないのです。

だからと言ってオリンピックの中継を見ないのかと言うと、それ程偏屈な人間でもないので、何となく見ています。

期待されて惜しくもメダルに手が届かなかった選手を見ながら心を痛めております。それに、彼等だって選ばれてオリンピックに出場出来たエリート中のエリートなのです。

マア、何処かの独裁者のような日本の知事の様に日本にオリンピックを招致する気が無いような奴等は駄目だなどとは決して思わないだけです。

そういえば、東京オリンピックは私がちょうど10歳だったときでした。