NO.0061 2008.04.03発行

《 ワークショップから・・・ 》

先ずは前回予告させて頂いていた指輪の完成写真から御覧になってください。

 

そして次に御注文で作った三角のダイヤのペンダントと、リフォームで作った
翡翠のペンダントです。
 

取りあえず予告どおり完成できたので大喜びで載せさせて頂いた・・
と言ったところです。
 
今回完成させた物の地金ですが、銀色の部分は全てプラチナを使用しております。

最近の金、プラチナの値上がり方は異常と言えるほどなので銀色の地金を使う場
合ホワイトゴールドを使用することが多いのですが事実、殆どの小売店の店頭に並ぶ指輪もホワイトゴールドの物です。
 
私も殆どのペンダントやイヤリング、ピアス等はホワイトゴールドを使用します。
 
ホワイトゴールドと言っても18金のホワイトゴールドですから金性も良くプラチナよりも軽く、強度も出せるので地金としてはとても魅力的ですしむしろ積極的に使っています。
 
しかし、幾つかの理由によってどうしてもプラチナを使用するものがあります。
例えば指輪に関しては、身に付けているだけで日常的に深い傷が付いてくる為に長い時間が経たなくともメッキがはがれてしまいホワイトゴールド自体の少し黄ばんだ色が出てきてしまいます。
 
又、今回の三角のペンダントの様に上下の三角が揺れ動くたびに擦れ合ってその部分だけメッキがはがれる恐れのあるものや、翡翠のペンダントの様にメッキをすると翡翠の枠のイエローゴールドまで銀色になってしまうものも同様でプラチナを使用しています。
 
上記のような事は殆ど無視してホワイトゴールドを使用するのが主流になってきているのですが何にでもホワイトゴールドを使用すると言う事ではなく適材適所を考えて物作りをしていかなくてはいけないと思います。
 
そう言えば、つい先日 金もプラチナもずいぶん値段を下げましたしもう少し落ち着いてくるような気がします。
急激に上げたものは急激に下がるのかもしれません。

何でも程々が良いのかもしれませんね。