NO.0058 2008.01.02発行

《 ワークショップから・・・ 》

新年、おめでとうございます!

 
メルマガの配信を始めたのが2003年の6月からですので今年でなんと6年目になります。
 
あっと言う間でしたが 同時に良く続けてこれたなと我ながら感心してしまいます。日記を続けて書いた事さえない、この私が一体どうしたのでしょう!
 
毎回特に書きたい事があって書いて来た様な気はしないのですがとは言っても何かお伝えしたいと思って書いていたのは確かです。何となく止めてしまおうかなと考えていると、必ずお客様から「読んでますよ」と言って頂き やはり続けようと考えを新たにしてきました。
 
今年も出来る限り続けて行きますのでどうか御付き合い宜しく御願いします。
 
先ずは、ブルーサファイヤの裸石と、一文字用のルビーの裸石の写真から見て頂き例によってこれが指輪になるまでを載せようと思っています。
 
ブルーサファイヤの裸石一文字用ルビー
 
とてもオーソドックスなデザインの指輪にするつもりですが今年は(今年も?)
このオーソドックスなと言うのがデザインの鍵になると思っています。
 
確かに宝飾のデザインにも流行はあります。 そしてその流行を作り出したり合わせて商品作りをしたりする事によって商売を展開してゆく方法もあります。
 
しかし宝飾のデザインの流行は実際にはとても緩やかな物で、尚且つオーソドックスである事が必ず基本になっています。 何故ならば,流行がとても緩やかであるが為に長い時間をかけて変化してゆくのでどの流行の中でも簡単に色あせないものでなくてはならないからです。
 
例えば、私が先日まで(或いは今でも)流行っていたブラックダイヤモンドを結局使う事が無かったのはその為です。(このブラックダイヤモンドは実は放射線で処理したダイヤなので、そのことで初めから使う気が無かったのですが)
 
オーソドックスで、しかもちょっと違うと感じさせるものを作り続ける事。・・・
文章にするのは簡単ですが、中々簡単ではありません。
 
そう言えば、メンズの背広のボタンもつい最近まで三つボタン一辺倒だったのが最近又二つボタンに戻ってきたようです。しかしさすがに十数年前のブイゾーンのひたすら(笑っちゃうほど)深い物ではなく、やはりオーソドックスな物です。
 
三つボタンでも二つボタンでも、オーソドックスなデザインであればまた十分に、或いは何時でも色あせずに使えると言う良い例かなと思います。
 
私も何時もの通りオーソドックスに頑張り続けますので今年も宜しく御願いします。
 
そう、そう、今年は赤と白が流行るんですって!