NO.0010 2003.12.03発行

《 ワークショップから・・・ 》

庄田武之です。

あっという間に1っヶ月が経ってしまいました。
年を負う毎に時間の経過が早く感じられるようになる事を実感していますが、もう12月になり、巷ではクリスマスの飾りつけも見受けられるようになりました。


キリスト教徒以外の人にとって(私もそうですが)クリスマスと言うものが、どれほど意味があるものなのか判りませんが、少なくとも子供たちや恋人たちが楽しいイベントとしているのを見るのはいいものだと思っています。 

かなり以前の事になりますが、ダイヤの買い付けでイスラエルに幾度となく長い期間滞在していた事がありましたが、ほとんどがユダヤ教徒でしたのでどうしても宗教について考えざるを得ない状況がありました。 私もキリスト教(プロテスタント)の学校を出ているので聖書についての知識は僅かばかり有ったので助かりましたが、それにしても純粋なユダヤ教徒には少なからず驚かされる事がありました。
宗教の良し悪しや意味については何も言う言葉をもちませんが、宗教が人に与える驚異的な影響力は身にしみて理解しているつもりです。 

問題は、政治や一部の指導者によってそれを利用される事があり、又は歴史的に利用された事によって人々が憎みあい、それぞれの主張を決して曲げずに争いを起こしてしまう事にあると思います。 

ですからクリスマスを誰であれ楽しく過ごす事は、とても良いことだと思っています。 どんな宗教も人の為にあるべきだからです。


さて、前置きが長くなってしまい退屈をさせてしまいましたが、前回予告しておいた作品を2点ご紹介させていただきます。 一つはメインにオレンジ色のガーネット(スペサタイト)を使った「木漏れ日」と言う作品です。 ガーネットのカットを見ていると奥行きがあるので木々が奥まで続いているイメージを起こし、枝の間からこぼれる光をダイヤで作ってみた訳です。
ガーネットの回り全部にダイヤを使ったのではダイヤばかりが目に付いてしまうので、イエローゴールドの木も含めてバランスが取れたかなと思っています。

 二つ目はアクアマリーンの水色を利用した物です。 草が水溜りの中から伸びて重なって見えるところをデザインとして作ってみました。 色としてはやはりプラチナのほうが似合うので、そこに少しだけダイヤを使っています。題はありません。

前回お話した色とバランスの具体的な説明になっていればいいのですが、チョット心配です。
何しろ作った本人が言ってる事ですから・・・・


くよくよ考えている内に、きっとあっという間に年が改まってしまうに決まっているのですが次回は、何とかして清々しい新年のご挨拶が出来ればいいナと思っています。

あまりに早すぎるかとも思いますが、良いクリスマス、そして良い年をお迎えください。


>作品はこちらからご覧いただけます。
>  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓
http://www.shoda-jewels.co.jp/img/komorebi.jpg

http://www.shoda-jewels.co.jp/img/mizutamari.jpg