NO.0002 2003.06.25発行


皆さん、こんにちは 庄田 武之です。

NHKの番組に、今日の料理というのがあるのをご存知と思いますが、私は好きで長くこれを見ています。
これに、グッチ雄三さんが「なんちゃって料理」というコーナーにたまに出演されていますが、料理ができ上がり皿に盛りつけられた後、グッチさん必ず「どうヨ!!」と言って自慢されます。
残念ながらいまだかってその料理を造って味わった事がないのですが、何とも美味しそうです。
この「どうヨ!!」という感覚こそが、我々に必要な魂に通ずるものだと思っています。さすがに私ににはそんな事は言えませんが、気持ちは何時も、ここ迄やってみました、どうですか!なのは同じなのです。
なぜか、家族の内の誰一人として私と一緒にテレビを見ようとする者がいないので、作ってもらえないので、そのうち自分で作って食ぺてみようと考えています。

《リフォームジュエリー》

リフォームに関してのお問合せが、大変多いのでこのリフォームに関して少し話したいと思います。

かなり多い質問は、どれほど費用がかかるものかという事と大した石ではないのでリフォームする価値がないのではないか、等です。
費用に関しては、造るものによってあまりにも違うので一概にはお答えできないので、まずはどういうものを造るのかという事から始める事になります。

リフォームする石に関しては、それがどんな石であろうと気にいった石であったり、記念のものあるいは思い出の詰まったものであれば、その価値は市場の相場に左右されることなく価値のあるものだと思います。最近お見えになられたお客様で若い時分に石の色に惣れて購入した指輸があるが、このままでは使えないのでリフォームしたいというお話があったので、この件を例にお話する事にします。
使用してあった石はとても奇麗な石でしたが、やはりセラミック(人造)のものでした。
しかしとても気にいっているので、少し遊んだ感じの指輪にしたいと希望されたので石の素材から考えて、爪で押さえる事が必要だと考え(石緩みの危険を出来るだけ少なくする)デザインを起こしましたところデザイン画だけで気に入って頂けたので、作成にかかりました。ダイヤと中石のセットが終り、でき上がりました。

ホームページに写真入りで説明しておりますので、是非ご覧下さい。
http://www.shoda-jewels.co.jp/ (リフォームジュエリーのページ)

ご覧いただけました?
未だの方は、このマガジンを読み終えた後で、ご覧下さいませ。

というわけで、これが完成品になります。写真ではわかりづらいかと思いますが、お客様の御要望に沿えるものにできたと自負しております。お客様にも大変喜んで頂けました。何よりも、気に入っていた石を普段身に着けやすくなったということが最も重要なことで、その為にはお客様の、ある程度の人となり、ご趣味、ライフスタイル等をできるだけ把握するぺきだと思い、努カしているつもりです。
勿論あまり立ち入らない程度のものではありますが・・・

リフォームという仕事は、いろいろな制約を受ける為にかなり神経をすり減らすのですが、むしろある程度の制約の中から造り出されたものの方が私は好きです。
ですから、これだけのエンジンを積んで、これだけ自由なデザインをして、これだけお金をがければいいのは当り前のスーパーカーよりも、良くデザインされた大衆車の方がよっぽど好きです。

デザイナーばどれだけ沢山の制約を受けても、何にも負けないスーパーカーをデザインしようとするものだからです。
出来ようと、出来まいとにかかわらずですがそう言う、デザイナーの魂を感じられるものは、何にしても感動を覚えるものです。
いえ何も私がそれをしていますと言っている訳ではありません、ただ最大の努カを払ってはいます。